原作:タカヒロ、作画:田代哲也「アカメが斬る!」全15巻

5.0

「アカメが斬る!」のあらすじ・感想を紹介します。

あらすじ

田舎から一旗揚げようと帝都に来たタツミは、一緒に来ていた同郷の友が拷問の末に殺される事件をきっかけとして、腐敗した帝国の現実を知った。そこで、タツミは、諸悪の根源である大臣を撃つべく活動している革命軍の暗殺部隊「ナイトレイド」に身を寄せる。ナイトレイドでは、超常武器「帝具」を駆使するアカメら帝具使いたちが、闇に紛れて帝国の悪を処刑していた。だが、帝国にも革命軍を撃つために、エスデス将軍により帝具使いたちが集められ、イェーガーズが組織される。タツミらナイトレイドは、帝具を含めた激しい戦いを繰り返し、傷つき仲間を失いながらも悪を葬っていく。

感想

アカメが斬る!というタイトルですが、特にアカメが主人公というわけではなく、群像劇です。初めはタツミが主人公かと思われたのですが、だんだんと群像劇のようになっていきます。ただ、巻数が進み最終局面になるころに、アカメが斬る!の意味が分かってきます。

さて、この作品は、味方と敵(ナイトレイドとイェーガーズ)共に多くの戦闘員が登場しますが、それぞれ丁寧にキャラの掘り下げがあり、魅力的に描かれしっかりと感情移入できます。ここで重要なことは、イェーガーズが純粋な悪というわけでもなく、どちらの陣営の構成員もそれぞれの正義感やエゴに基づいてそれぞれの陣営で行動しているという点です。それゆえ、彼らの信念同士がぶつかり、その結果として勝者と敗者が生まれ、敗者は無残に殺されるシーンに心揺さぶられます。そして、それが繰り返され(構成員が削られ)、最後にどうなってしまうのかと読み進めるうちに不安になってきます。最終的にいくつかの救いはあるのですが、救いがないキャラの方が多い作品です。

また、この作品には、超常武器「帝具」が登場します。そして、帝具使い達が全力でぶつかるシーンは、とても熱く見ごたえがあります。どのシーンもかなりカッコよく、盛り上がります。この熱い戦闘シーンとほとんど救いのないストーリーがこの作品のキーワードでしょう。

なお、作画担当の田代先生の絵柄は、話が進むにつれて、ややシリアス調に変化し画力も上がっていきます。言い換えれば、より残酷な殺し合いを表現するに適切な絵柄になっていき、作品への没入感を高めてくれます。なお、どれぐらい絵柄が変わったかは、1巻15巻表紙のアカメを比べればわかります。

既刊一覧は、Amazon Kindleまたは楽天Koboで確認できます。

サイドストーリーを集めた短編集もあります。Amazon Kindleまたは楽天Koboで詳細を確認ください。本編読了後にどうぞ。

その他の傑作漫画は、下記にまとめています。時間があればどうぞ。

絵が綺麗で面白いおすすめオリジナル漫画まとめ(完結多めでKindleなどの電子版対応)
綺麗な絵で描かれた面白いオリジナルストーリーの名作漫画を厳選して紹介します。あらすじ、感想(レビュー)、試し読みの情報があります。また、Kindle等の電子版に対応しており即読み可能です。

コメント